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ChatGPTのカスタムGPT終了とは【2026】|プラグインへ移るもの・移らないものと、会社が先に決めること

2026 10/31
ホームページ制作
2026-10-302026-10-31

社内でカスタムGPTを使っている会社から、こんな声を聞きます。

「営業部が作ったGPTを毎日使っているのですが、終わると聞いて、何をすればいいのか分かりません」

「社内システムにつないでいるGPTがあるのですが、それもそのまま移るのでしょうか」

「そもそも、社内で誰がどんなGPTを作ったのか、管理する側が把握できていません」

目次

結論を先に言います

カスタムGPTの提供終了とは、ChatGPTで独自の指示やファイルを持たせて作れた「GPT」が使えなくなり、移行先がプラグインになる変更です。報道では、標準の終了日は2026年12月11日とされています。

ただし、移行で自動的には引き継がれないものがあります。会話の履歴、カスタムアクション、共有の設定です。カスタムアクションで社内システムにつないでいるGPTは、作り直しが必要になる前提で準備しておくのがいいかなと思います。

この記事で持ち帰れること

  • カスタムGPTの提供終了で、何がいつ起きると報じられているか(日付の食い違いも含めて)
  • プラグインへ移るもの・移らないものの一覧(表で整理)
  • カスタムアクションを使っているGPTが、なぜ別の作業になるのか
  • 移行先になるプラグインが、何でできているのか
  • 部署別の使いどころと、会社が先に決めること(弊社の考え)

カスタムGPTの提供終了とは:移行先はプラグイン

カスタムGPTをプラグインへ移すと、指示はスキル、つないだアプリはアプリ、ナレッジファイルは参照ファイルに移り、会話・カスタムアクション・共有設定・選んでいたモデルは移らないことを示す図解

EdTech Innovation Hub(ETIH)の記事「OpenAI to retire custom GPTs in December as creators move to plugins」(2026年10月1日公開。https://www.edtechinnovationhub.com/news/openai-to-retire-custom-gpts-in-december-as-creators-move-to-plugins )によると、OpenAIはカスタムGPTを2026年12月11日に提供終了する準備を進めており、再利用できる指示・参照ファイル・つないだアプリを組み合わせる「プラグイン」に置き換えるとしています。

同じ記事では、この変更はすべてのChatGPTのプランが対象で、移行できる時期はアカウントやワークスペースによって異なる場合がある、と書かれています。カスタムGPTは、それぞれに適用される終了日までは動き続けます。

日付は、報道によって食い違っています

ここは注意が必要です。報道によって、書かれている日付が違います。

項目ETIH(2026年10月1日公開)PCWorld(2026年9月18日公開)
新しいカスタムGPTが作れなくなる日2026年10月26日の予定(Enterpriseのワークスペース向けの日程として記載)9月25日(Enterpriseのワークスペースの利用者)
カスタムGPTが使えなくなる日標準の終了日は12月11日。GPTとGPTのページにアクセスできなくなる予定12月11日に、Enterprise向けのカスタムGPTが完全に動かなくなる予定
対象のプランすべてのChatGPTのプラン記事の時点で日程が出ているのはEnterpriseのワークスペースの利用者だけ。ほかのプランも同じ日程になる可能性がある、とサポートページに書かれていると紹介
延期延期が承認されたEnterpriseのワークスペースは、2027年2月11日まで延ばせる記載なし

PCWorldの記事「Custom GPTs in ChatGPT are going away. Here’s how to save yours」(2026年9月18日公開。https://pcworld.com/article/3238025/custom-gpts-in-chatgpt-are-going-away-heres-how-to-save-yours.html )は、ChatGPTのサポートページが更新されたことを伝える内容で、その時点ではEnterpriseのワークスペースの利用者向けの日程しか出ていない、と書いています。

新しいGPTを作れなくなる日は、9月25日と10月26日の2通りが出ています。どちらが自社に当てはまるかは、記事だけでは決められません。自社のChatGPTの画面や管理者向けの案内で、実際の日付を確かめてください。

プラグインへ移るもの・移らないもの

ETIHの記事によると、移行が使えるようになると、作成者は「My GPTs」を開いて「Migrate to plugin」を選べるようになります。移行に使われるのは、そのGPTの最新の公開済みバージョンです。下書きや、公開していない変更は含まれません。

移るもの・移らないものを、同じ記事から表にまとめます。

元のカスタムGPTプラグインでの扱い
GPTの指示プラグインの中の「スキル」になる
つないでいたアプリプラグインの「アプリ」として追加される
ナレッジファイル「参照ファイル」にコピーされる
元のGPTで選んでいたモデル引き継がれない
これまでの会話引き継がれない。元のGPTに残り、そのGPTが終了するまで残る
カスタムアクション標準の移行には含まれない
共有の設定引き継がれない。移行した個人のプラグインは非公開から始まり、共有・公開されていたGPTの利用者にも自動ではアクセス権が付かない

移行したあとも、元のGPTは終了日まで使えますが、読み取り専用になります。

また、ETIHの記事では、OpenAIが「移行したものが元と同じように動くと決めつけず、試すように」と注意していると書かれています。元の指示どおりに動くか、正しい参照資料を使っているか、期待どおりの出力が出るかを確かめる、という内容です。

カスタムアクションを使っているGPTは、別の作業になる

社内システムや外部サービスにつないでいるGPTは、ここがいちばん手間がかかるところです。

ETIHの記事によると、カスタムアクションによる連携は標準の移行に含まれません。カスタムアクションに頼っている機能は、別の接続を設定するまで、移行後のプラグインでは動かなくなります。既存のアプリで同じことができる場合もあれば、複雑な連携では独自のMCPサーバーと追加の技術的な設定が必要になる場合もある、とされています。

つまり、「ボタンを押せば移る」のは指示・参照ファイル・つないでいたアプリまでで、カスタムアクションでつないでいた部分は、つなぎ直しの作業が別に要るということです。

なお、PCWorldの記事では、プラグインを作るにはCodexによるコーディングの手助けが必要で、時間もトークンもかかりうる、と書かれています。あわせて、個人のプランに同じような移行の仕組みが用意されるかははっきりしない、としたうえで、シンプルなGPTを個人で使っている人には「プロジェクト」への移し替えを勧めています。プロジェクトでは、カスタムGPTと同じように指示を設定し、参照ファイルを置けて、以前のGPTの会話もプロジェクトに移せる、と紹介されています。

移行先のプラグインは何でできているか:スキルとMCPサーバー

OpenAIの開発者向けドキュメント「Plugins」(https://developers.openai.com/plugins )では、プラグインは、スキル、MCPサーバー、必要に応じた画面(インターフェース)を組み合わせて、自社のツールやサービスをChatGPTとCodexにつなぐもの、と説明されています。

それぞれの役割は、同じページで次のように書かれています。

  • スキル:プラグインの作業の流れを導く、再利用できる指示・スクリプト・リソースを加えるもの
  • MCPサーバー:Model Context Protocolを通じて、プラグインをツール・データ・サービスにつなぐもの
  • プラグイン:スキルとMCPサーバーをまとめて、人がインストールできる形にしたもの

同じドキュメントの目次には、「Migrate custom GPTs to plugins」という項目も用意されています。

カスタムGPTの「指示」がスキルに、「カスタムアクション」の代わりがMCPサーバーに、と考えると、移行の全体像がつかみやすいと思います。プラグインのMCPサーバーにイベントを足す仕組みについては、ChatGPTのプラグインとMCP Eventsの記事でまとめています。

部署別の使いどころと、先に決めること(ここからは弊社の考え)

社内のカスタムGPTを棚卸しし、カスタムアクションでつないでいるものを作り直し、共有範囲を付け直すという、会社が先にやる3つの手順を示す図解

ここからは、出典の内容ではなく、弊社の考えです。社内でよく見かけるGPTの使い方ごとに、移行のときに気をつけたい点を整理します。

部署よくあるGPTの使い方移行で気をつけたい点
営業提案文・メール文のひな形づくり指示とひな形のファイルが中心なら、移行しやすい部類です。共有の付け直しを忘れないようにします
総務・人事社内規程を読ませて質問に答える参照ファイルは移りますが、規程が古いまま移らないよう、移行前に最新版へ差し替えておきます
経理経費の仕分けのルールを覚えさせる選んでいたモデルは移らないので、移行後に同じ答えが出るかを、過去の例で確かめます
情報システム社内システムを呼び出して照会するカスタムアクションを使っているなら、作り直しが前提です。いちばん早く手を付けたいところです

会社として先にやることは、次の3つだと考えています。

  1. 棚卸し:社内で使われているGPTを一覧にし、誰が作ったか、誰が使っているか、カスタムアクションを使っているかを書き出す
  2. 作り直しの段取り:カスタムアクションを使っているものから、つなぎ直しの方法と担当を決める
  3. 共有の付け直し:移行後のプラグインを、誰に使ってもらうかを決め直す

GeminiでもGemsからskillsへの移行が進んでいて、同じ流れが起きています(Geminiのskillsの記事で整理しています)。「個人が作った便利な指示」を、会社の管理下に置き直す時期に来ているのだと思います。

Google Workspaceでも、Workspace Studioで社員が自分でAIエージェントを作れるようになっています。何をAIに任せ、何を既存の仕組みに残すか、管理者がどこまで統制するかを先に決めておく、という点は同じです。この線引きは『Google Workspace Studioで自動化を始める前に決めること』でまとめています。

CodeClimbの見解

正直に言うと、カスタムGPTの終了でいちばん困るのは、「誰が何を作ったのか分からない」状態のまま期限が来てしまうことだと感じています。GPTは手軽に作れたぶん、作った人が異動したり退職したりして、中身を説明できる人がいないものが残りやすいからです。

弊社自身も、AIへの指示や作業の手順を「スキル」というファイルの単位で書き、Gitリポジトリにまとめて管理しています。たとえば見積書・請求書づくりもこの形で回していて、1件15分かかっていたのが1分もかからなくなりました。手順がファイルとして残っているので、どのAIで動かすかが変わっても、中身をそのまま持っていけます。今回のプラグインも、指示がスキルになる形なので、考え方は近いと受け止めています。

ただし、弊社はまだカスタムGPTからプラグインへの移行を実際に行ってはいません。なので、移行ボタンの使い勝手や、移したあとの動きの違いについては、ここでは書かないでおきます。

そのうえで、弊社がお手伝いするなら、移行ボタンを押す前に次の順番を取ります。

  1. GPTの一覧を作り、使われていないものは移さないと決める
  2. カスタムアクションでつないでいるものは、何をどこから取ってきているかを書き出してから、つなぎ直す方法を考える
  3. 移したあとは、よく使う質問を3つほど投げて、元のGPTと答えが大きく変わっていないかを比べる

日付が報道によって違う以上、「12月までにまだ時間がある」と考えるより、自社の画面の案内を今週のうちに確かめておくほうが安心かなと思います。

よくある質問

Q. カスタムGPTで話した会話の履歴は、残せますか

ETIHの記事によると、これまでの会話はプラグインには引き継がれず、元のGPTに残ります。PCWorldの記事では、プロジェクトに移し替える方法として、以前のGPTの会話をプロジェクトに移せる(会話の横のメニューから「Move to project」を選ぶ)と紹介されています。

Q. 下書きのまま置いてあるGPTは、移行できますか

ETIHの記事によると、移行に使われるのは最新の公開済みバージョンで、下書きや公開していない変更は含まれません。同じ記事では、移行したい下書きは、新規作成が終わる前に公開しておくように、と書かれています。

Q. Enterpriseで、終了を延ばすことはできますか

ETIHの記事によると、延期が承認されたEnterpriseのワークスペースは、終了を2027年2月11日まで延ばせる、とされています。自社が対象になるかは、管理者向けの案内で確かめてください。

まとめ

カスタムGPTの提供終了とは、ChatGPTのカスタムGPTが使えなくなり、移行先がプラグインになる変更です。報道では標準の終了日は12月11日とされていますが、新規作成の終了日などは報道によって食い違っているので、自社の画面の案内で確かめるのが確実です。

移行すると、指示はスキルに、つないだアプリはアプリに、ナレッジファイルは参照ファイルに移ります。一方で、会話の履歴、カスタムアクション、共有の設定、選んでいたモデルは移りません。特にカスタムアクションで外とつながっているGPTは、つなぎ直しの作業が別に要ります。

まずは社内のGPTを一覧にするところから始めるのがいいかなと思います。

社内のGPTの棚卸しと作り直しを、一緒に進めませんか

CodeClimbは、AIツールを売る側ではなく、お客様の業務に合わせてAIの仕組みを作る側の会社です。社内で使われているGPTの棚卸しから、カスタムアクションで社内システムにつないでいる部分の作り直し、会社として管理できる形への置き直しまでお手伝いしています。

「どんなGPTがあるのかも、まだ分からない」という段階からでも構いません。AI導入支援のサービス内容をご覧いただいたうえで、お問い合わせから今の状況をお聞かせください。

出典

https://www.edtechinnovationhub.com/news/openai-to-retire-custom-gpts-in-december-as-creators-move-to-plugins | EdTech Innovation Hub(OpenAI to retire custom GPTs in December as creators move to plugins) | 2026年10月

https://pcworld.com/article/3238025/custom-gpts-in-chatgpt-are-going-away-heres-how-to-save-yours.html | PCWorld(Custom GPTs in ChatGPT are going away. Here’s how to save yours) | 2026年9月

https://developers.openai.com/plugins | OpenAI Developers(Plugins) | 参照 2026-10-30

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